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  • 2014/11/12
前引け間際に、菅義偉官房長官が消費再増税を1年半先送りするとの報道について「ありえない」などと発言したと伝わると、急速に先物が売られて現物株も伸び悩む
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*「今日はスペキュレーション(投機的な取引)一色。午前中の取引。円相場は前日午後5時時点に比べてやや円高・ドル安方向で推移していたにもかかわらず、日経平均先物12月物には断続的な買いが入った。朝方に材料視されたのは「首相、12月衆院選の意向、消費再増税は一年半延期」とする一部報道だ。
*しかし11時20分ごろ、情報端末などを通じて、菅義偉官房長官がこの報道内容について「ありえない」と発言したとの一行ニュースが伝わると、相場は反対方向に動き出した。きっかけは日経平均先物12月物に入った大規模な売り注文。11時23分の1分間に約2600枚もの売買が成立し、ほぼ同じタイミングに現物市場で日経平均株価も大幅安となった。午後に入り、発言の真意が明らかになると、先物は再び騰勢を強めた。日本が休日だった3日にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で付けた「幻の高値」、1万7440円を上回る場面もあったが、大引けにかけて麻生太郎財務相の「(10%への消費税率引き上げは)待ったなしの話だ」という発言の影響で急速に上げ幅を縮めた。